調子に乗ると恥をかくけど、調子に乗らなきゃ何もしない

 誉められなれていないので、ちょっとおだてられるとすぐ調子に乗ります。普段極端に停滞しているので、多少調子に乗ったくらいが、まあ普通の人と同じくらい活力がある状態です。
 けれど、その活性状態は長く続きません。ふとした拍子に、スッと冷めてしまいます。そして一旦冷めると、活力があった頃に時にやったことが、何でもかんでもみっともなかったような、非常に恥ずかしいことだったような、そんな風に感じられて、頭を抱えて叫びたくなります。何もかも、まるで深夜に書いたラブレターみたいに感じられるのです。
 そんなことを繰り返す内に、「自分は活動的になるとあとで後悔する」という、ちょっと間違った条件付けがなされてしまいます。言い換えれば、「頑張ると恥をかく」です。
 そんな歪んだ理念の元に生活していては、どんどん駄目人間になっていってしまいます。それは分かってはいるんです。分かってはいるんですけど、ねえ。
 ずっと調子に乗り続けられるか、調子に乗っても後になって思い返して恥ずかしくなくなればいいんでしょうけど、一体どうすりゃ良いんだか。